寄せては返す

一昨日の狂乱から少しはなれて今日はなんだかとても淋しい気分です。
町田劇場はとても楽しくて、満足できたはずなのに
早くもライブがやりたくて仕方がない。
歌が歌いたい。
もっともっといい歌が歌えるんだ。
もっともっといい言葉を
もっともっといいメロディーに乗せられるんだ。
まだまだ満足できない。
そういえば先日9月9日にスタパでライブをやって
そこでエンケンさんを観たんだけれど
それはそれはものすごいライブで
僕は心臓が止まるかと思いました。
気迫、情念 まさに不滅の男。
衝撃過ぎて魂を抜かれた。
僕が100万回ロックンロールと叫んだって
エンケンさんの一回の息継ぎの迫力に勝てそうもない。
僕がよく言う「存在そのものがロック」を体現する人だまさに。
僕がエンケンさんと同じ歳になるまであと30年。
30年なんて途方に暮れそうだ。


今現在第一線を走ってる奴で
30年後もステージに立っている奴がどれだけいるだろう。
続けるだけですごいのに、さらにずっと「ロック」でいられる人が
どれだけいるんだろう。
ロックという音楽をやることは常に全速力で走りつづけるフルマラソンだ。
それを走り続ける覚悟がある奴がどれだけいる?


30年後僕は歌っているだろうか。
そしてたまたま共演した青二才の僕のようなミュージシャンの
心をぶち抜くようなライブが出来るだろうか。


10年やってきて、なにかを成し遂げたような気になって
ついつい満足げになってしまいがちな自分に冷や水をぶっ掛けられるような思いでした。
10年なんてまだまだだ。
これからうんと辛いことや悲しいことや
そしてうんと面白いことが待ってるんだ。
未だ青二才。
でも青二才にしか出来ないこともある。
言葉はいらない。突っ走るだけだ。


こんな私のライブに、また是非足を運んでやってください。

満足できるかな

満足できるかな