町田にとってのギターヒーロー達

今日は僕が影響を受けたギタリストの紹介です。
最近はライブであんまりギンギンにエレキを弾く事も少なくなりましたが
元々僕はあんまりボーカリスト指向ではなく、ギターをはじめた当初は
ギタリストとしてバンドに参加したいと思うギター少年でした。
しかし長年やっておいてなんなのですが、つくづく自分はギターのセンスはないな
と痛感する日々であります(苦笑)。
中学生の頃から全く上達していません。むしろ中学生の頃の方が上手かったかも?
僕の中学生の頃はまだギターは「速弾き至上主義」みたいなところがありまして
誰も彼もがピロピロピロ〜てな具合にメトロノームに会わせて速く指を動かす事に
勤しんでいた時代でした。不器用な僕は当然そんなに指を速く動かせる筈が無く
割と早くテクニカル系のギタリストになる事は諦めましたね。
そんなギター落第生の僕に「別に速くギターを弾けなくてもギタリストにはなれるんだ!」
と教えてくれたのがパンクロックでした。
まさに助け舟でした!パンクを聴かなかったらとっくのとうに音楽なんかやってなかったでしょう。
パンクのギタリストは何気にテクニックがある人からただの素人までピンキリいますが
やっぱり僕の一番はミックジョーンズです。ミックジョーンズも決して上手なギタリストとは言えませんが
そのパワフルなレスポールサウンドに中学生の僕は頭を殴られた気分でした。
簡素だけど印象的なギターソロも良い。因に僕が一番最初に手にしたギターはミックジョーンズのまねで
サンバーストのレスポールでした。


U2のエッジもまたテクニック派ではありませんが、偉大なギタリストの一人です。
ギターをまるでシンセサイザーのように扱う独自のプレイに僕も影響を受けました。
深くリバーブとディレイのかかったギターサウンドは一つの発明品でした。
いかにエッジのギターが衝撃的だったかを物語っているのが80年代の邦楽です。
みんなこぞってエッジのまねをしています(笑)それくらい衝撃的だったんだな。


技巧派にコンプレックスを持っている自分にとっても別格なのがブライアンセッツァーです。
ここまで上手ければグウの音も出ません。ギターを思いっきり歪ませれば多少運指が荒くても
音でごまかせたりするのですが、この人のギターの音は基本的にはクリーンかクランチなのに
それであそこまできっちり弾けるのは半端無いテクニックだと思います。
おまけに歌もうまい。バンジョーもうまい。今は梅宮辰夫化してますが若い頃はルックスも良いです。
とにかくギターの天才。まさにギターヒーローですね。


エアロのジョーペリーはハードロックのギタリストでありながらあまり小賢しい事をやらないのが良いですね。
これ見よがしにテクをひけらかすギタリストが僕は好きじゃないのですが、
ジョーペリーは基本のテクニックがあるのに敢えてぐっと押さえて楽曲のアレンジに出しゃばらない感じのギターを弾くのが
良いです。最近のエアロはちょっと歌謡曲っぽくなちゃったけれど昔のエアロなんてカッコイイリフのオンパレードです。
ハードロックにそんなに興味が無かった僕でもエアロのリフは沢山コピーしたな。
来日公演も(93年だったかな?)も観に行きました。
余談ですが昔ガンバ大阪に本並というゴールキーパーがいたのですがその人がジョーペリーに似ていたので
好きでしたね。懐かしいなあ。


MANICSのジェームスは隠れ名ギタリストですね。何気に凄く上手いです。良くあれだけ弾きながら歌えるものだなあと
驚きます。BUNGEE時代の僕の目標はジェームスでした。歌って、さらにバッチリギターも弾いて・・・。
でも実はギターボーカルって凄い難しいんだよな。ちゃんと双方を両立させるのがね。
そういった点でジェームスは永遠に僕の憧れです。


FUGAZIのイアン&ギーはテク云々はわかりませんが、その独自なプレイにとても影響を受けました。
正確には曲中どっちがどのパートを弾いてるのかわからないですがFUGAZIのギターサウンドはとにかく
変わっています。ヒステリックでエキセントリックで重く緊張感のあるサウンド・・・
どう形容したらいいのかわかりません。ときに不協和音やノイズに急遽変貌したり
ほぼ静寂になったり。こういったギターサウンドFUGAZI以外では味わえません。


ウェディングプレゼントのデヴィッドゲッジもあまりギタリストとして評価されている人ではありませんが
まるで右手を早送り再生しているかのような高速のカッティングには心底しびれ影響を受けました。
高速カッティングに命をかけているような初期ウェッズのギターサウンドは今聴いても
「なんだこりゃ!」とほくそ笑んでしまいます。
僕が16ビートのカッティングが好きになったのはこの人の影響ですね。


SMITHのジョニーマーのギターは透明感あるアルペジオが印象的です。
他の人のアルバムでも弾いていてもすぐジョニーマーだとわかるくらい
この人のギターには個性があります。
とにかくキラキラと美しく哀愁のあるギターです。
ガンガンソロを弾くタイプのギタリストでなくてもこういった音色や
フレーズの工夫で十分目立つ事が出来るのだと教えてくれたギタリストの一人ですね。


カートコバーンはもう言わずもがなでしょう。
僕のギタープレイの半分はカートの影響下にあると言っても過言ではないかも。
ソロになった今はそんなでもないけれどBUNGEE時代はやはり常にこの人のギターが
頭の中にあったな。NIRVANAのようなギターの音が出したくてどれだけ試行錯誤したことか。
最終的に行き着いたのがFENDER JAZZMASTERの改造で、それをFENDER TWINにつないで
RATをかますとそれに近い音になる事が判明し一時はずっとそれでライブをやってました。
結局すぐに飽きちゃってmarshall直のギターサウンドが今は一番好きですが
僕がエレキギターをもって真っ先に出したいと思うサウンドはいまでもやはり
NIRVANAのようなギターサウンドです。
カートコバーンは偉大でした。


最後の紹介するのはポールウェラーです。
御代はいまでも現役ばりばりにギターをかき鳴らしてくれていてありがたい限りです。
ポールウェラーにはそのギタープレイに影響を受けたというよりは
その佇まいに影響を受けた感じですね。
ギターのかきむしり方、ジャンプの仕方、さらにはファッションまで・・・。
THE JAM時代のポールウェラーは最高にキマっています。
もう芸術の域です。美しいです!
ポールウェラーは僕の永遠のギターヒーロです!!!



・・・と長文になってしまいましたが今回は僕の大好きなギタリストを紹介しました。
楽しんでもらえたら幸いです。
また次回をお楽しみに!
THE CLASH ミック・ジョーンズ
U2 エッジ
ブライアン・セッツァー 
AEROSMITH ジョー・ペリー
MANIC STREET PREACHERS ジェームス・ディーン・ブラッドフィールド
FUGAZI イアン・マッケイ&ギー
THE WEDDING PRESENT デヴィッド・ゲッジ
THE SMITH ジョニー・マー
NIRVANA カート・コバーン
ポール・ウェラー