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END OF THE CENTURY (通常版) [DVD]

END OF THE CENTURY (通常版) [DVD]

ここ最近観たDVDで、上のRAMONESドキュメンタリー映画には本当に感動しました。
僕にとってRAMONESというバンドは当然大好きでフェイバリットなバンドのひとつでは
あったのですが、それがこの映画を観てかなり印象が変わりました。


RAMONESこそがROCK BANDの鏡だ。

さまざまな苦難を前に屈さず、己のスタイルを貫く。


それはきっとどんな人間においても理想の姿だろう。

だけど現実は厳しい。
人間は弱い。
そう簡単に綺麗になんかいくもんか。

驚くほど時に人はかっこ悪いんだよ。
恥に恥を重ねて人は生きてくんだ。
色んなものが邪魔するよ。
時に嫉妬、時に欲目、時に悪意、
時に裏切り、時にプライド、時に時流・・・。


もちろんRAMONESというバンドにもそれらの苦難が
襲い掛かったことをこの映画ではメンバー自身が語っている。
その内容の生々しさといったらない。


だけど結果をみてみれば、RAMONES
今やROCKが好きな奴ならばその名前を知らない人はいないだろう
というくらいに世界中で愛されているバンドのひとつだ。

その理由は当然楽曲の親しみやすさや独特な風貌の魅力もあるだろうが、
「地道に20年間世界中をライブして回り、最後までスタイルを変えることがなかった」
ことが大きかったのではないかと思う。
そう、RAMONESはロックスターであったけど、
限りなくファンにとって身近な存在に感じられる稀有なバンドなんだ。


きっとRAMONESのようなバンドはこの先現れないだろうな。
96年。当時僕は高校3年生。
それが最後にRAMONESが日本に来た年だった。
僕は観に行かなかった。
理由は覚えていないけど、最高に悔やまれる。
そのときはそこまで僕にとって重要なバンドではなかったんだろう。


今更になってこんなにまでRAMONESに魅了されるなんて・・・。


でもこの映画を観て良かった。


僕にとってRAMONESが特別なバンドのひとつになった。


RAMONES、サイコーにカッコいいよ。
それは紛れもない事実だぜ。


君もきっと好きになると思うぜ。