24時間って以外に長いのさ

新宿LOFTを後にしてクラブライナーにつくと
そこはなんとも異空間でした。
ライブハウスにブルーシートを引いてくつろぐ人たち・・・。
「なんだこりゃ・・・」
相変わらずのカオスぶりに今年もこの時期が来たのだなあとしみじみ実感。
24時間ライブはすでに夏の恒例行事になりつつありますね。
楽屋には久しぶりに会った吉○和哉や下原元気の顔が。
植木は息を切らせて進行の打ち合わせをしている。
千葉さんは前日のプロレスで身体を痛めたらしくきつそうだった。


僕の出番は夜中だと聞いていたのでそのつもりでいたのですが
結局深夜の時間帯はトークショーになったらしく僕は朝まで待機することに。
一旦帰宅する前に今回の24時間ライブのテーマソングである人生(電気グルーヴの前身バンド)
の「オールナイトロング」を出演者全員で歌いました。僕は木でしたけど。


朝方再びライナーについてみるとそこはまた一段とカオスと化していました。
八割方の人が眠っていましたが、その人たちを起こすのが僕の一番最初の仕事。
鍋をカンカンならし寝ぼけた人たちを起こして回りました。
最後まで起きない下原元気には耳元で鍋叩きをお見舞いしました。


みんなが起きると早速24時間ライブ恒例の絶叫点呼。
寝ぼすけ共を爆音のハードコアが流れる中で絶叫させるのは快感だ。
僕のSの部分を刺激してくれる。


絶叫点呼も気がつけば僕と植木のハイテンションショーに変わっていて
朝からBOOWYやらC-BAやらバイセクやらよくわからない英語で歌われるB'Zの歌やら
デランジェやらを歌わされていました。
最終的には尾崎豊を歌いました。気持ちよかったです。


その後も椅子取りゲームやらバンドブーム時代のビデオ鑑賞会など
面白い企画が目白押しでした。
この時点で植木は去年よりも疲れていなさそうだった。
お客さんもあまり疲れている気配はなかった。
みんなすげーなあ・・・としみじみ思いました。


24時間ライブの最後の山場は荻窪の老人ホームでのライブでした。
出演者もスタッフもお客さんもみんな電車に乗って駅から歩いて老人ホームに向かいました。
着いた老人ホームでちょっとしたミラクルがありました。
そこの老人ホームで働いていた人がなんと10年前に僕がやっていたバイト先の
人だったのです!
10年ぶりの再会。
あの頃僕は18歳でまだ駆け出しで、いつもバイト先(デパートの倉庫)で暇を見つけては
ハーモニカの練習をしていました。
そのことをその人も覚えてくれていました。
すごい嬉しかった。お互い若いフリーターだったあの頃。
今は別の道で頑張っていて再会できたことが本当に嬉しかった。
そんな事情もあり、老人ホームでのライブは色々感動的でした。
お年寄りの前で一生懸命歌って伝えようとする植木に感動し、
そしてお年寄りの皆さんの前に立ったときなんか感極まってしまいました。
僕ももし爺さんと婆さんが生きていたら、一度でもいいから
目の前で歌いたかった。


老人ホームのライブはやばかった。
24時間ライブらしくないくらい24時間テレビよりはるかに感動した。


再びクラブライナーに戻って閉会式をやっている途中で
いきなり林田リンダさんが乱入してきました。
24時間テレビの欽ちゃんに対抗すべく大阪から走ってきたみたいです。
んなアホな。
でもリンダさんが出てきたときに会場がどっと沸いたときには
「流石だなあ」と思わずにはいれませんでした。


そんなこんなで大盛況、大カオスの中24時間ライブは終了しました。
今回は前回ほど長時間参加できなかったけど(その前にライブだったしね)
ものすごく充実しました。
改めて植木はすごいなあと思ったのでした。