都知事選はギャグなのか

ハッツ・オフ・トゥ・ザ・バスカーズ(期間限定)

ハッツ・オフ・トゥ・ザ・バスカーズ(期間限定)

もうすぐ都知事選ですな。
都知事選は毎回「こいつどーかんがえても当選する気ねーな」
って感じの奴が立候補していたりして、
そういう人をチェックするのが好きです。
今回もなかなかの猛者が出馬していますね。
一体彼らは高い金を払ってどうしたいのだろう?
売名?それともマジなのだろうか?
マジにしては書いてある公約がテキトーだったり
あきらかにやる気を感じないものばかりだ。
まあ、人生は一度きりだから
やりたい事をやるのが一番だよな。
そこは誰も責められねえし、
自分自身やりたいことをやってる以上、
自分だけを棚に上げることは出来ないわけですよ。


そんなわけで都民である以上
貴重な一票を誰に投じるべきか今日は吟味していたわけです。
そしたら一際目立ってらっしゃる方がいたわけですよ。
その文字を見たとき僕は目を疑いましたね。



「こんな国、滅ぼそう」





なんとそんな事を堂々と選挙公報に書いてる方がいるなんて!!
僕はあっけにとられてその立候補者の名前をみてさらにびっくり!!
その人は僕が中学生時代に買っていた雑誌に連載を持っていた
当時から「なんだこの人は?」と思っていた人で、
あれから十何年の時を経てまさか選挙公報でその名前を見かけるなんて
思いもしませんでしたよ。
その人は「外山恒一」という人なんだけど
その当時から「日本は終わってる」とか「革命を起こすんだ!」
とか言っていた人で、僕は中学生ながら「なんかめちゃくちゃな人だな」
と思いながらもなんか興味を素通りできず
その人の書いた本とかも読んじゃったりしたのですが、
驚いたのは十何年経ったいまでもその人が活動していて
当時とあんまり変わらない発言をしていることで、
それには少し感動を覚えてしまいました。
だからといってその思想には賛同できないので
投票することはないですが、
なんつーか、人間の執念というかそういうものを見た気がして
少しだけ勇気をもらった気がしました。
何度もいうようだけど、賛同はできないんだけどね。



「こんな国、滅んじまえばいいや」
そう思ったことがある人はきっと沢山いるだろうね。
裕福にのうのうと生きてる奴らにはわからないだろうけれど
確かに日に日に日本という国は暮らしにくくなってる気がするな。
(立場的に)弱いもの、貧しいものには何処までも冷徹な世の中には
近づいてるよ。
僕は政治家じゃないし、政治も専門的に勉強したこともないから
どうすればいいのかはわからない。
「しがない歌うたい」という立場から
自分なりの言葉を発してゆくことしか出来ない。
「面白くない世の中を少しでも面白くしたい」
っていう一心だけだ。


僕が子供の頃、この世界は光り輝いていたよ。
東京という街は活気にあふれ、子供が子供らしくいられたあの時代。
世はバブル前夜。
バブルは批判されることが多いけど(僕も肯定はしない)、あの時代の子供は幸せだったと思う。
子供が遊ぶことに選択肢がいくらでもあったね。
なんか年寄りみてーな発言だけど。
でも僕自身、子供時代に沢山の夢を見れたよ。
そのおかげで今の自分があるから感謝だ。



僕が望むのはもう少しだけ
夢のある世の中になってくれたらいいなということ。
ディズ○ーランドになんかいかなくったってさ。


もうなにいってんのか自分でもわかんねーや。



都知事選をきっかけに色々と考えた一日だということですわ。



あーーーすっきりしねえ!