友達よ

Tunnel of Love

Tunnel of Love

今日は色んなことを考えた。
きっかけは友達と昔の事について話した事だった。
今となっちゃ思い出すこともないかつての事・・・。
それは思い返してみると
なかなか滅多に経験できないことばかりだった。
自分じゃ普段は忘れているけれど、
こうして誰かと話していると
「そういえば俺、結構色んな事を経験してるんだな」
というような事がチラホラ。
人によっちゃ自慢できるようなことなのかもしれないけれど、
僕にとってはただの過去の出来事でしかない。
思い出は、基本的に僕にとってはあまり重要なものではないのだ。
それよりもずっと今やこれからのほうが重要だもの。
だけどひょんなことで、こう過去を振り返ってみると、
色々と感慨ぶかいものがあったりして、
なにかを考え直すきっかけにもなったりするんだから
捨てたもんじゃない。


最近はTVとかでかつての仲間達や友達が活躍しているのをよく目にする。
電車の中で女の子達が話題にする事の中に、昔よく一緒にライブをやった
奴らの名前が挙がったりする。
その度に一瞬ギョっとなってしまうのだが、
別に特に動揺はしない。
もしかしたら、そこで嫉妬心を抱いて
「ちくしょーーー!!俺もああなってやる!」
とか「なんであんな奴らが?」って思ったほうがいいのかもしれないけど、
これには訳があるのである。


かつては僕もTVに出たり、ラジオに出たり、雑誌に出たりしていた。
バンドもメジャーデビューをしたりもした。
一瞬「スター」であるかのように錯覚するような
瞬間も経験した。
売れることはなかったけれど。
でも、結局僕はそういうことには不向きだったのだ。
そういう状況のなかで、僕は自分の活路を見出せなかった。
最後は心身ともにくたくたになって
結局事務所もレコード会社も辞めてしまった。
これからだって時に、メンバーにも苦労をかけてしまったと思う。
だけど、いまにしてみればあの選択は間違いじゃなかったと
心から思う。


それくらい、その後の僕の音楽人生は充実した(している)。


人には、人それぞれ似合う場所というのがあるんだ。
あいにく、僕の居心地のいい場所は
あそこではなかっただけの話だ。


だからあそこで頑張っているかつての仲間達には純粋に
すごいと思うし、応援したくなる。
みんながみんなってわけではないけれどね。


で、僕だ。
僕は僕の場所で、今現在最高だと言い切れる活動が出来ているか否か。
それを改めて考えなくてはいけないなと強く思ったのです。


友達は今日も走り回って頑張ってる。
何かを成し遂げようと頑張っている。


僕は僕のいる場所で成し遂げなくちゃならないんだ。
そうだ、僕は成し遂げなければならない。
なぜ自分がこういう道を選んだのか、
それを証明するような活動をしなくちゃならない。
このままうずもれちゃいけない。



もっともっと力強く生きて、歌って、証明しなくちゃ。


友達よ、僕はくじけないし、あきらめないよ。


なんかまたくさいこと書いてしまいましたが、
最近はちよっと燃えてるのです。
かるく読み流してやってくださいな。